くまさんコーヒーグラインダーはどれが良い?
手動コーヒーグラインダー(ミル)が良いかで迷っているなら、1Zpresso Ultraシリーズ(K‑Ultra / J‑Ultra / X‑Ultra)をおすすめします。
- エスプレッソ特化なら:J‑Ultra
- エスプレッソだけではなく、ドリップも淹れたい:K‑Ultra
- 携帯性・手軽さを最優先:X‑Ultra
目次
Ultraシリーズの特徴
Ultraシリーズは、クリック調整の精度と筐体剛性を高めることで、同じ設定で繰り返し挽いた際の粒度のばらつきを抑えるよう設計されています。これがショットの安定化に効き、特にエスプレッソにおいて重要です。
各モデルの立ち位置
X‑Ultra
軽量で分解が簡単、持ち運びを前提に設計されたモデル。屋外や出張で手軽に使える点が魅力ですが、極細の超微調整や大量連続挽きにはやや不利な面があります。
K‑Ultra
X‑Ultraのコンセプト(携帯性や扱いやすさ)を引き継ぎつつ、burr径・ベアリング・筐体剛性を強化し、より滑らかな回転・高精度を実現した上位モデルです。
J‑Ultra
エスプレッソ抽出に特化したburr設計・クリック幅・内部設計が施されており、非常に狭いレンジでの微調整と高い再現性を狙ったモデルです。家庭〜中級者が安定したエスプレッソを求めるなら最有力。
3. Ultraシリーズ固有の使いやすさ
マグネット式ホッパー:着脱が確実で清掃や持ち運び時のズレが少ない。これもUltraシリーズ共通のメリットです。
外側ダイヤルでの挽き目調整:ホッパーを外さずクリック単位で調整可能。J‑Ultraでは特にクリック感がエスプレッソ向けに緻密に設計されています。
使用感・挽き味
X‑Ultra(コンパクト)
- 実用的な極細挽き:40 mm burrと約12.5 μm/クリックの設計で、携帯用途でも実用的な挽き目が得られる。
- 扱いやすさ:分解・清掃が非常に簡単で、旅先での利用に向く。
- 向く人:旅行や出張、アウトドアで手軽に使いたい人。
- 総合評価:
K‑Ultra(X‑Ultraの上位互換)
- 極細挽きでの安定性:burr径48 mmと高精度ベアリング設計により、約20 μm/クリックの安定幅を実現。極細域でも詰まりにくく、滑らかな回転フィールが得られます。
- 回転フィール:非常に滑らかで、長時間の使用でも疲れにくい。
- 向く人:携帯性を残しつつも高精度を求めるユーザー、X‑Ultraからのステップアップ層。
- 総合評価:
J‑Ultra(エスプレッソ特化)
- 極細挽きでの再現性:公式仕様の“約8 μm/クリック”という高精度のクリック幅により、エスプレッソ領域で非常に繊細な調整が可能。家庭での再現性が高い設計です。
- クリック感:タイトで明瞭、1クリックの変化が味に反映されやすい。
- 向く人:家庭でエスプレッソを安定して淹れたい方。
- 総合評価:
基本スペック比較
スクロールできます
| 項目 | K‑Ultra | J‑Ultra | X‑Ultra |
|---|---|---|---|
| モデルの立ち位置 | X‑Ultraの上位互換(高精度) | エスプレッソ特化(家庭向け) | コンパクト・携帯向け |
| エスプレッソ適正 | ◎(高精度) | ◎(特化) | ○(携帯向け実用レベル) |
| 挽き目調整精度 | ◎(微細調整可能) | ◎(エスプレッソ域で特化) | ○(実用的) |
| 1クリックあたりの粒度変化(公式) | 約20 μm/クリック | 約8 μm/クリック | 約12.5 μm/クリック |
| burr直径(公式) | 48 mm | 48 mm | 40 mm |
| burr材質 | ステンレス(高精度) | チタンコーティング ステンレス | ステンレス(軽量設計) |
| 本体サイズ(製品表記) | 19.5 × 18.5 × 6.0 cm | 19 × 18.5 × 5.5 cm | 17 × 18.5 × 5.2 cm |
| 重量(製品表記) | 約 700 g | 約 700 g | 約 590 g |
| 調整機構 | 外側ダイヤル(外部調整、100クリック/回転相当) | 外側ダイヤル(外部調整、100クリック/回転) | 外側ダイヤル(トップ位置、12.5 μm/クリック) |
| 価格帯(目安) | 高め | 中間〜やや高め | 手頃 |
| エスプレッソ向け総合評価 |
トラブルシュート
| 症状 | 可能性のある原因 | 対策 |
| 粉詰まり・抽出遅延 | 極端に細かい設定、湿った豆、ゼロ点ズレ | J‑Ultra:ゼロ点を再確認してから微調整。K‑Ultra:1クリック粗くする。X‑Ultra:湿度が高い環境での使用は避ける。 |
| 回転が重い | 粉の蓄積、ネジの過度な締め付け | 全モデル:分解して粉を除去。X‑Ultraは小型のためこまめな清掃を推奨。 |
| 異音 | 取り付け不良や異物混入 | 分解して異物・ネジ緩みを確認。解決しない場合は正規販売店へ相談。 |
メンテナンス
- 毎回〜日常:粉受けを軽く叩き、刷毛で粉を落とす。
- 週1〜隔週:burr周りの粉を取り除く分解清掃。
- 月1:完全分解クリーニングと部品チェック。K‑Ultraはburrが大きいため丁寧に扱う。X‑Ultraは小さいパーツの紛失に注意。
購入前のチェックポイント
- 現行モデル確認:公式サイトでモデルが現行であるかを確認。
- 保証・販売店:正規販売店での購入を推奨(保証書・シリアル確認)。
- 付属品確認:予備Oリング・専用ブラシの有無をチェック。
- 実機確認:可能なら実機に触れ、ダイヤル感やハンドルのフィット感を確認。
まとめ
1Zpresso Ultraシリーズは、用途に応じた明確な棲み分けがされており、公式スペックを踏まえると次の選び分けがいいでしょう。
- 家庭で安定したエスプレッソを求めるなら→J‑Ultra(エスプレッソ特化・約8 μm/クリック)。
- 携帯性を基準にしつつ高精度も欲しい→K‑Ultra(上位互換・48 mm burr・約20 μm/クリック)。
- とにかく持ち運び優先→X‑Ultra(40 mm burr・約12.5 μm/クリック)。



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