くまさんカフェで注文するとき、「エスプレッソ」と「カプチーノ」、何が違うの?どっちを頼めばいい?
どちらもエスプレッソベースの飲み物なのに、見た目も量も全然違う——。その理由は「ミルクとフォームの有無・割合」にあります。知っておくと、自分の好みやシーンに合わせて迷わず選べるようになります。
この記事では、エスプレッソとカプチーノの構成の違い(液量・ミルク量・フォームの比率)、味わいの違い、そして「濃い味が好き」「甘くマイルドが好き」といった好み別の選び方を、バリスタ視点で数値付きで解説します。
エスプレッソとカプチーノの違いの核心|「何が入っているか」
エスプレッソ=ショットのみ
エスプレッソは、コーヒー豆を細かく挽いた粉に、高圧(目安9気圧)で熱湯を短時間通して抽出したコーヒーそのものです。
- 1ショットあたり約15〜20ml、ダブルで約30〜40ml。
- ミルク・水・砂糖などは一切足しません。
- 表面のクレマ(きめ細かい泡)が特徴で、コク・苦味・酸味が凝縮されています。
「エスプレッソ」という名前で出てくる一杯は、このショットだけのことが多いです。
カプチーノ=エスプレッソ+ミルク+ミルクフォーム
カプチーノは、エスプレッソショットに、スチームしたミルクとミルクフォーム(泡)を加えた飲み物です。
- 伝統的な目安はエスプレッソ・温かいミルク・フォームがおおよそ 1:1:1。
- 全体で150〜180ml程度になることが多く、エスプレッソ単体より量が多く、味わいもマイルドになります。
- フォームが厚いので、表面にチョコやシナモンをトッピングするスタイルもよくあります。
「違いの本質」は、エスプレッソはショットだけ、カプチーノはショット+ミルク+フォームという構成の差です。
違いを数字で比較|液量・割合・温度
分量と割合の目安
| 項目 | エスプレッソ | カプチーノ |
|---|---|---|
| エスプレッソ量 | 30〜40ml(ダブルが一般的) | 30〜40ml(1〜2ショット) |
| ミルク+フォーム | なし | 合わせて約120〜140ml |
| 全体量 | 30〜40ml | 150〜180ml |
| 味わいの傾向 | 濃厚・凝縮・苦味・酸味が前面 | マイルド・甘み・コクがやわらかく広がる |
カプチーノでは、**ミルクとフォームがエスプレッソを「伸ばす」**ことで、少量のショットが一杯分のドリンクとして楽しめます。
ミルクの温度で変わる味わい
カプチーノに使うミルクは、スチームで65℃前後に温めるのが一般的です。
- 60℃より低いと甘みが引き立ちにくく、冷たく感じることがあります。
- 70℃を大きく超えると乳糖の甘みが落ち、エスプレッソの香りも飛びやすくなります。
エスプレッソ単体は、注いだ直後は90℃前後。カップで30秒〜1分おくと60〜70℃になり、飲み頃です。
味わいの違い|「濃いのが好き」ならエスプレッソ、「まろやか」ならカプチーノ
エスプレッソの味わいの特徴
- 少量で満足感が高い:コク・苦味・酸味・甘みが凝縮されている。
- クレマが口当たりと香りをまとめる。
- 本場イタリアでは2〜3口で飲み切ることが多く、冷めすぎる前に飲むと甘みとバランスが感じやすい。
「豆の味をストレートに味わいたい」「濃いコーヒーが好き」という方に向いています。
カプチーノの味わいの特徴
- ミルクとフォームでコクは残しつつ、苦味・酸味がやわらぐ。
- 乳糖の甘みとエスプレッソの香りが組み合わさり、まろやかで飲みやすい。
- フォームの厚さで、見た目や口当たりの楽しみ方も増える。
「少しずつゆっくり飲みたい」「苦味は控えめがいい」という方にはカプチーノが合いやすいです。
ラテとの違い|カプチーノは「フォーム多め」
「エスプレッソにミルクを入れる」という点では、ラテもカプチーノの仲間です。違いはミルクとフォームの比率です。
- カプチーノ:エスプレッソ・ミルク・フォームがだいたい同程度。フォームが厚めで、一杯量は150〜180ml程度。
- ラテ:ミルク多めで、エスプレッソ:ミルクがおおよそ 1:2〜3。フォームは薄めで、量は200〜300mlになることも。
同じエスプレッソショットを使っても、カプチーノのほうが泡立ちとコクが強く、ラテのほうがまろやかで量が多いイメージです。
よくある質問(FAQ)
Q. エスプレッソとカプチーノ、カフェイン量は違う?
A. エスプレッソもカプチーノも、ショット数が同じならカフェイン量はほぼ同じです。カプチーノはミルクで量が増えますが、エスプレッソの量は変わらないため、カフェインだけを気にするなら「ショットが1杯か2杯か」で考えれば大丈夫です。
Q. 苦味が苦手な人はカプチーノのほうがいい?
A. はい。ミルクとフォームが苦味をやわらげるので、苦味が苦手な方にはカプチーノやラテのほうが向きです。さらに甘みを足したい場合は、砂糖やシロップで調節できます。
Q. 本場イタリアではカプチーノはいつ飲む?
A. イタリアでは、カプチーノは朝食時に飲むことが多いです。午後以降はエスプレッソをショットで飲む習慣が主流で、「昼や夜にカプチーノを頼むと観光客っぽい」と思われることもあります。日本では時間を気にせず楽しんで大丈夫です。
Q. 家でカプチーノを作るには何がいる?
A. エスプレッソが淹れられるマシンと、ミルクをスチームできるスチームワンド(またはフォームを作れる道具)があれば作れます。豆の挽き方・粉量・抽出の基本が整っていると、カフェに近い仕上がりになります。下記の記事も参考にすると、自宅での再現がしやすくなります。




まとめ:エスプレッソとカプチーノの違いで自分に合う一杯を選ぶ
エスプレッソとカプチーノの違いの要点は次の3つです。
- エスプレッソはショットだけ(30〜40ml)。カプチーノはショット+ミルク+フォームで、全体で150〜180ml程度。
- 味わいは、エスプレッソが濃厚・凝縮、カプチーノがマイルド・甘みとコクが広がる。苦味が苦手ならカプチーノが向いている。
- カプチーノはフォーム多め、ラテはミルク多め。同じエスプレッソベースでも、ミルクの入れ方で楽しみ方が変わる。
「豆の味をしっかり味わいたい」ならエスプレッソ、「まろやかで飲みやすい一杯」ならカプチーノ、という軸で選んでみてください。





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