初めてでも安心!エスプレッソとミルクの黄金比で作る、簡単ラテアート入門

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初めてでも安心!エスプレッソとミルクの黄金比で作る、簡単ラテアート入門
くまさん

カフェで見るようなきれいなラテアートを自分で作ってみたいなあ。。。

実はラテアートは“才能”だけの話ではなく、正しい分量・温度・ミルクの扱い方を知れば、誰でも再現できる技術です。

本記事では、初心者がまず押さえるべき基本と、すぐに使える実践テクニックをわかりやすくまとめました。

読み終えるころには、今日から家でラテアートに挑戦できる自信がつきます。


目次

ラテアートの基本 — エスプレッソとミルクの役割

  • エスプレッソの役割: コーヒーの風味の核になり、クレマ(表面の泡)は注いだミルクとのコントラストでアートを際立たせます。抽出が薄いとアートの表現力が落ちます。
  • ミルクの役割: 甘みを足し、テクスチャ(マイクロフォーム)がキャンバスになります。滑らかなミルクは線をはっきりさせ、模様を長く保ちます。
  • カップの選び方: 練習用は容量250〜300mlがおすすめ。注ぎ口の広さ・深さで描きやすさが変わります。

エスプレッソとミルクの黄金比

  • エスプレッソ(ダブルショットを基本)
    • 粉量:16〜18g(シングルでは少し難しいため推奨はダブル)
    • 抽出量:約32〜36ml(16g→32mlなど)
  • ミルクの量
    • カップ250〜300mlならミルク150〜200mlが練習に最適。これで「味のバランス」と「アートのキャンバス」が両立します。
  • ミルクの温度
    • 60〜65°Cが目安。これ以上だと甘みが飛び、フォームが荒くなりやすいです。

この比率は「味のバランス(苦みと甘み)」と「注いだときのフォームの厚み」を両立させるための目安です。


マイクロフォームの作り方

STEP
準備
  • 冷たいミルクを使い、ピッチャーは清潔にする。ミルク量はピッチャーの半分〜2/3程度。
  • 理想のミルクの種類:脂肪分がある程度ある牛乳(フルファットや3.6%前後)が扱いやすいです。
STEP
ストレッチング(最初の空気の入れ方)
  1. スチームノズルをミルク表面に軽く当て、スチームを入れて最初の2〜4秒で小さなシュー(チリチリ)という音がするのを確認する。
  2. 音が大きすぎる(ガーガー)ならノズルが浅すぎ、音が消えるなら深すぎるので位置を微調整。
STEP
テクスチャリング(泡を細かくする)
  1. 空気を入れた後、ノズルを少し沈めてミルク全体を回転させる(渦を作る)。
  2. ここで温めながら細かい泡(マイクロフォーム)を作る。目安はサーモメーターで60〜65°C。
STEP
仕上げ(ノックと回し)
  1. スチームを止めたらすぐにピッチャーをテーブルに軽く打ち、泡の大きい気泡を消す。2〜3回でOK。
  2. ピッチャーを回してミルクの表面を滑らかに整える。表面は鏡のように艶があり、少しとろっとした質感がベスト。

よくあるミスと改善

  • 大きな泡が残る → ストレッチング時に入れすぎ/ノズル位置が浅すぎる。
  • ミルクが熱すぎる(70°C以上) → 甘みが飛び、フォームが粗くなる。温度に注意。
  • ミルクが緩すぎる(液体すぎる) → テクスチャリング不足。渦でしっかり乳化する。

注ぎ方の基本(描き方の準備)

  • 姿勢と持ち方: カップを片手で持ち、ピッチャーは親指と人差し指で持つ。注ぐときは肘を軽く支点にして安定させる。
  • 距離と角度: 最初は高め(約10〜15cm)からゆっくり注ぎ、クレマとミルクが馴染んだらピッチャーをカップに近づけて描画動作に入る。
  • スピードのコントロール: 最初はゆっくりでOK。慣れてきたら速度で線の太さや濃淡を調整する。

ハートの描き方(初心者向け)

  1. ダブルショットをカップに注ぎ終わった直後、上から高めにゆっくり注ぎ始める(カップとピッチャーの距離約10〜15cm)。
  2. クレマが馴染んだらピッチャーを近づけ、中心に白い円を作るように素早く小さな円運動をする。
  3. 最後にピッチャーを引いて細い線を引き、ハートを完成させる(引き切る動作が重要)。

ポイント:最初の白い点を作る速さと、その後に近づく速度の差が形を決めます。


ロゼッタ(葉っぱ模様)の描き方(中級向けの練習)

  1. 最初は高めから注いで、ミルクとエスプレッソを馴染ませる。
  2. ピッチャーをカップに近づけ、左右に細かく動かしながら前方へと進める(上下の小さな波の連続)。
  3. 形が整ったら最後に一度かすめるように引き、葉脈を作る。

コツ:手首の小さな振りで波を作る。重心を前に移しながら進むと自然なロゼッタになります。


トラブルシューティング

  • アートが沈む/広がる → ミルク温度が高すぎるか、注ぐ速度が速すぎる。温度を下げるか、ゆっくり注ぐ練習を。
  • 線がぼやける/割れる → マイクロフォームが粗い。ストレッチングでの空気量を減らし、渦でしっかり乳化する。
  • クレマが薄い → 抽出の見直し(挽き目、タンピング圧、抽出時間)を。安定したクレマはアート成功率を上げます。

よくある質問(Q&A)

  • Q: 低脂肪乳や代替ミルクでもできますか?
    • A: 低脂肪乳や一部の代替ミルク(オーツミルクなど)はマイクロフォームが作りにくい場合があります。練習は通常の牛乳がおすすめです。
  • Q: ミルクの量が多すぎるとどうなる?
    • A: 味のバランスが変わり、コーヒーの風味が薄くなるほか、アートの定着が悪くなります。黄金比を基準に調整しましょう。
  • Q: 家庭用の機械でもラテアートはできる?
    • A: はい。スチーム力が十分で、安定して温度管理できる機械なら可能です。

まとめ

ラテアートは「分量」「温度」「ミルクのテクスチャ」を理解し、反復練習を重ねれば必ず上達します。

まずはダブルショット(粉16〜18g、抽出32〜36ml)とミルク150〜200ml、温度60〜65°Cを基準に始めましょう。

毎日の小さな練習と記録が、短期間での上達の近道です。まずは一杯、試してみてください — 次の一杯はもっと上手になります。

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